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Sun.

プライド観戦記

総合格闘技の“プライド”を見た。テレビでだけど。
桜庭が負けて、なんとなく疲れた。
べつにそんな感傷的になってるわけじゃない・・・そこまで入れ込んでたわけでもないし。
他人が他人のフィールドの最高の舞台でスポットライト浴びて、結果的に負けたからって、それはそれでうらやましいことだから。
そこまでいけたってだけでも、巨大な才能と強運の持ち主としてじゅうぶん嫉妬に値する。

できるものなら、僕はヤツには勝ってほしかった。あの人の人間性好きだし。
ただ現実としては、どうやらこのへんで限界かな、とも思う。
IQを武器に、どんな相手にも見事に対応して、試合の流れの赴くままに勝利を積み重ねていった全盛期の、変幻自在の桜庭。
その強さは、初めての敗北を喫した後も決して消えたわけではなかった。
ただ、魔法は解けてしまった。・・・現実的な言葉に言い換えるなら、勝ち癖とか、勢い。
そういうものが失せて、いい戦いをしても勝てなくなった。

無敵を誇った変幻自在の強さが一転、器用貧乏に近い、どうにも頼りなげなものに変わってしまった。
本人がどんなに真摯に練習して準備して、かつてと同じように戦っていても。
一撃の破壊力を秘めた敵を前にしたときに、どことなく不確かな、決め手を欠いたファイターに見えてきてしまうようになった。
そして今日、人生初の敗北を喫した因縁の相手ヴァンダレイ・シウバとの3度目の対戦でも、その悪い流れは変えられなかった。
圧倒的なパワーの前にアクシデンタルな負け方をした過去2戦の反省から、俊敏性を失わないように年月をかけて少しずつ体重を増やし、パワーをつけ、万全の準備の末に臨んで、それでもなお。
見事な間合いと反射神経で試合の流れをコントロールし、徐々に相手に圧力をかけていく中で、不意の一撃にリングに沈んだ。

桜庭自身がまだ「やれる」と言えるなら、応援したいと思う。
でも、ここでヤツがあきらめたとしても、もうそれはひとつの決断だというほかない。
「努力は報われる、あきらめるな!」というたぐいの言葉は、本当にギリギリのところで努力を積み重ねた人間に対してはあまりにも残酷だ。
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