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Sat.

オランダ語に苦しむ平山の件

平山は、ここで挙げられてる発言が事実なら相当甘い。プロのサッカー選手とは思えないくらい。でも、オランダという国は僕の聞く限り、語学に関しては世界でいちばん酷な国だという評判もある。
「平山オランダ語覚えろ!…語学サボり首脳陣に怒られた」

サッカー選手は、一般にとてもこういう問題に対してはビビッドでシビアな感覚を持っているし、対策もきちっとして海外に出て行くケースが多い。
中田の語学力は評判だったけど、彼ほどじゃないにせよ、みんな相当に努力はしているよ。
ラグビーのO畑がオーストラリアだったかに挑戦したとき、僕はそれをちょっとした壮挙だと思いつつテレビでニュースを見てたけど、彼が語学の準備をいっさいしないまま出発したことや、向こうに行って試合で散々ちぐはぐした後になって「言葉が通じないから云々」と述べているのを見て失笑し、当時いちじるしく幻滅した。
ああいう愚かさはサッカー選手の海外挑戦には滅多に見られないし、この平山だってべつにそういうレベルで困っているわけではないだろう。

ただ、オランダという国は、国民の平均的語学力という点では実に世界に冠たる国だと僕は聞いている。
侵略されては支配され、その支配言語に適応し、やがて独立し、しかしまた違う国に侵略されて支配され・・・を何度も何度も繰り返す中で、ほとんど国民性のようになっている卓抜した語学感覚。しかも、彼ら自身にはわからないことだろうけど、日本人から見ればほとんど方言に毛の生えた程度のヨーロッパ近親言語(言い過ぎかな?でも、そういう傾向があるのは確か)をもって、彼らの多くは当たり前のように「数ヶ国語を自在に操」っている。そして、自分たちが近隣国家に移住するときなどは、たちまち出先の言語を身につけて溶け込んでしまう。さらに困ったことには、そういう自分たちのバックグラウンドを基準にして、オランダ在住の他国人を見ようとする、らしい。
あくまでも聞いた話だから確証はないし、オランダ人の間でも個人差が大きいのは当然としても。

オランダに転勤したとあるサラリーマンの逸話などは典型的で、彼は渡蘭1年目は近所の人たちにとても優しくされ、言葉に躓いても「この人は越してきたばかりだからね」という具合に、とても気づかわれて安楽に過ごしていた。
ところが2年目になると待遇はガラリと変わり、「そろそろ、言葉も使えるようになってなきゃマズいんじゃないか?」というようなことを親しい友人(オランダ人)にさえ真顔で忠告され、時にはたしなめられるようになって、その要求の高さに愕然とした、という。
ただでさえ極端なくらいにシャイであるらしい平山が、そういう環境の中で居場所を探して苦しんだり、そのプレッシャーの反動で日本にいる間はオランダ語を聞きたくもなかったりしたとしても、僕にはその感覚は、それなりには想像がつくような気もする。
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22:20 | スポーツ | comment (-) | trackback (-) | page top↑
Sat.

今後、サッカー好きは夕刊フジを読むな!

以下の記事は、僕が7月25日の夜に書き上げて、しかしいくら正論でも、これは少し3流メディアの従事者たちに対して酷に過ぎるのじゃないか、彼らは自分の思ったままではなく多少なりとも世論を煽る方向に論旨を飛躍させざるを得ないんだし、とかなんとか思って公開しなかったもの。
今日、とある記事を読んで、やはり遠慮する意味はなかったとつくづく思い、ブログに載せてしてしまうことにした。

※※※※※


「今後、サッカー好きは夕刊フジを読むな!」

夕刊フジが日刊ゲ○ダイや女性○○・○○女性のたぐいと並ぶ馬鹿メディアだってことはよく知っているつもりだったけど、いくらなんでも度が過ぎる。
「オシム重圧アリアリ…参謀なし語録なしビジョンなし」
夕刊フジ編集委員・久保武司さんとやらの記名記事だけど、よく恥ずかしくないものだ。何が腹が立つといって、この人は間違いなく、サッカーのサの字も知らずにこの記事を書いている。なぜなら、サッカーの監督がどういうもので、どういうところで実力を推し量ることができ、それをもって安心したり不安視したりしうるものか、まったく理解していないからだ。

僕がこう書く理由についてはリンク先の馬鹿記事を読んでもらえばわかる人も多いだろうし、いちいち細をうがって書くほどの張り合いもないから書かないことにするけど。
だいたい、根拠のない煽り記事に反論を書こうとするほど、ある意味では厄介なことはない。根拠の体をなしていない根拠は論点になりえないからだ。
オシムがジーコと同じ?その理由たるや、評判のオシム語録がないからだって??
相当に脳の萎縮が進んでるね、その論旨。もう手遅れだろうけど念のため病院に行ったほうがいいよ、奇跡的に間に合うかもしれないから。

前々から、僕は夕刊フジや日刊ゲ○ダイを読むくらいなら何も読まない方が人間として上出来、と思う程度にはああいう三文メディアが嫌いだけど、また一段とその思いを強めたね。
サッカーがわからなくてもいい。でも、わからないなら、わからないことについて知ったような口を利くな、久保武司さんとやら。少しは恥を知って名を惜しめ。あるいは、せめて馬鹿を晒すのは無記名記事だけにしろ。
記名記事というものは本来、自らの書いた記事に責任を取る、逃げ隠れはしない、ということを趣旨としている。だから僕も遠慮なく、文責者である久保武司さんを名指しで批判することにした。
根拠のない誹謗中傷を浴びせかけられてる気の毒なオシム監督と違って、アナタにはちゃんと根拠があってよかったね。(笑)

※※※※※


最後に、この記事をブログに掲載する直接の理由となった、冒頭で触れた「とある記事」を載せて終わる。
「恐怖のオシム劇場…指示も方針も『出ない~!!』」

久保武司さん、またあんたか。(苦
『注目の初戦は8月9日。オシム監督の本当の実力を見極めるのは、そこからでも決して遅くはない。』なら、早々とギンバエみたいにうるさく唸りまわってオシムの目障りになるのも少しは謹んで、率先して静観したらどうだ。
トルシエの通訳を務めた天才肌のダバディと、老耄ジーコの相方の鈴木さんとかいう方とを同列に論じて、『両氏は通訳以上の影武者という役割が大。』なんて言語明瞭・意味不明瞭のひとくくりを開陳するほどの馬鹿なのに(←ああ言っちゃった)、なぜ人間論なんていう最も難しい批評の分野に、乏しい判断材料だけ引っさげて乗り込んでくるんだ?

なるたけ穏当な表現を選んで言うけど、「場違い」だよ、この久保さんは。オシム批判をしてもいいけど、いくらなんでも論旨の程度が低すぎる。3流メディアなら何を書いてもいいとでも思っているのか?
夕刊フジも、もしせめて2流メディアにまでレベルアップしたいと願うなら、こういう手合いの処分から取り掛かった方がいいと僕は思う。そして、いま夕刊フジを読んでいるすべてのサッカーファンに対しては、改めて声を大にして言いたいね。
「今後、サッカー好きは夕刊フジを読むな!」
21:25 | スポーツ | comment (-) | trackback (-) | page top↑
Wed.

白鵬、がんばりな・・・。

千秋楽くらいしかちゃんと見てないけど、僕も昇進させるべきだと思ったよ。それくらいがんばっていた。
「白鵬、綱とり再挑戦へ意欲『貴乃花魂』」
あの貴乃花も、全勝優勝で昇進を見送られ、次の場所でも全勝優勝して、やっと横綱になった。だから自分も、ってことで切り替えたらしいけど、こうも早い段階でのその言葉は、あの壮絶だった実際の戦いを目の当たりにした実感からいうと、実になかなか大変なことです。

場所中、「13勝はしないと」と言われながら早々と2敗を喫し、しかし懸命に踏みとどまって、どうにか2敗を維持したまま迎えた千秋楽、相手は無敵の横綱・朝青龍。絶体絶命のプレッシャーに打ち勝ち、壮絶な死闘の末、白鵬は勝った。しかし土俵を降りるや、たちまちのうちに「理事会召集は見送り」との知らせ。まさか、と思ったのは当の白鵬だけじゃなく、観客の多くもそうだっただろうし、そして僕もまた同じだった。
大関復帰を賭けてた雅山はまあ、内容的にも見送りでしょうがないかな、と思っていた。でも白鵬は間違いないだろう。そして、白鵬を昇進させるドサクサで、微妙な雅山も甘めの判定でついでに大関復帰、みたいなシナリオになるのかな、と思っていた。とにかく、白鵬の横綱昇進だけは間違いない、と。

それを思うと、よくぞこんなに早く気持ちを取り直せたものだと思う。日本人ではなくモンゴル人、しかも昇進が成れば朝青龍と並び、東西両横綱をモンゴル人で独占、といった背景があっての、理不尽というに近い裁定に今場所は泣いた格好だけど、この勢いは決して止められないだろうと思う。
実力はもちろんのこと、格闘家としての魅力が段違いだからね、朝青龍と白鵬の2人は・・・僕は朝青龍の方が好きだけど、白鵬は間違いなく、心身ともにそれに迫るものを備えつつある。
相撲界に巣食う小さな島国根性なんか、蟷螂の斧のように飲み込まれてしまうと思うよ・・・そして僕は、正直なところ、それを願っている。

あからさまにいうなら、彼らが伸び悩んでくれたってしょうがないんだ、彼らを倒しうる日本人が出てきてくれるんでないと。国籍が日本だからって魅力なんかは感じない。精神性のカケラもないデブッチョどもなんか、僕は興味ないんだ。
「でも、ああ見えて○○は努力家で・・・」とか、とりなしは無用だよ奥さん(誰?)。努力にも質ってものがあるんだ。
海鵬とか、ごく一部の、どうやら間違いなくポテンシャルの限界まで発揮して戦ってる(しかしどうやら上位には届きそうにない)日本人力士たちは別としても。
今の日本人の上位力士たちには、僕はただ不満ばかりを感じているから。
02:33 | スポーツ | comment (-) | trackback (-) | page top↑
Sun.

フローラン・ダバディの川淵/ジーコ批判にあれこれ共鳴

ダバディは僕とは比較にならないほど温厚な人だけど、川淵やジーコへの批評に関しては内心、僕と大差なさそうだ。
「朝日新聞の記事を公開します!」(朝日新聞「私の視点」より)

 何より気にかかったのは、分析や反省の不在だ。4年間の代表の強化方針は正しかったのか、監督の人選は妥当だったのか、優先的に解決すべき課題は何か、といった深い分析や反省が見られないまま、協会は次の4年を大急ぎでスタートさせようとしている。検証を担うべきマスコミも、川淵三郎会長の「失言」に引っ張られ、後任監督の人事ばかりを追っている。
 私は02年W杯までの4年間、トルシエ監督のパーソナル・アシスタントとして日本代表の一員を務めた。(中略)見えたのは、商業主義という毒が日本サッカーを害していく様子と、強まる川淵会長の威光を恐れて批判を自粛していく関係者の姿だった。ジーコの4年間に、その傾向はさらに強まったように見える。Jリーグを創設した会長の功績は偉大だが、同じ人が権力のトップに長く座り続ける現状はやはり良くない。

あれだけの立場があり、サッカー協会関係者とも直接の面識を持つダバディさんが、公の場でこれだけのことを書くことの意味は、僕が好き勝手に毒舌を吐き散らすことよりよっぽど深刻なことは誰の眼にも明らかだろう。・・・って。(凹)いや、事実だから仕方ない。
ついでにこれも。
「日本サッカー協会会長になって果たしたい10のミッション」

9-日本代表ユニフォームの新たな考え

BLUE侍というキャンペインも悪くなかったのかもしれませんが、トルシエ監督もWENGER(ベンゲル)監督もこの8年間に訴えたように日本代表の色は本当にブルーなのか?
それが日本の伝統の歴史なのか?
ユニークさ、強さ、世界に与える印象を考えた時に「青いユニフォーム」のチームがもうすでに多すぎる気がする。釜本さんなどの昔の白い「日の丸」ユニフォームのほうがもっと印象的だったし、僕のアイデアは「黒」。日本の歴史と文化の中でも「日本を象徴する色」でもあったし、日本サッカー協会の象徴は「八咫(やあた)烏(からす)」だし(笑)。冗談なしに、世界中に黒いユニフォームで戦うチームはほとんどいない(オーストラリアやブラジルの3番目ユニフォームもあったが)、だから世界のサッカーの中のユニークな「アイデンティティ」になれるし、世界中の子供が「夢中になる、憧れる」ユニフォームになれるかもしれませんね。存在感、オーラが出るはず。

「青はダメだと思う。強いていえば、フランスW杯のころのディープブルーは多少のオリジナリティがあった(ちょっと模様の感じが韓国っぽかったが)けど、最近のデザインはフランスや旧ユーゴスラビアのパクリに毛が生えた程度のシロモノでしかない」ということは、僕もずいぶん前からいっていたことだった。
ダバディさんとは美的感覚に合う部分がありそうだ。・・・とかなんとかいう以前に、僕は彼のものの考え方が前々からとても好きではあったけど。(笑)

しかし、こうしてはっきり川淵の馬鹿を批判した以上、しかもあの馬鹿が続投と決まってしまったからには、ダバディは今後日本サッカーからは少し距離を置くか、完全なマスメディア的立場(今以上の)に移るか、といった立ち位置に変わっていかざるをえないんじゃないだろうか。仮にそうなれば、あの無能な老害の保身のために、また1人の才能を日本サッカーは半ば失うということになってしまうわけだけど。(苦
週刊誌に取り上げられたという秘書への会費の私的流用疑惑、もう一度再燃してくれないかな。べつに刑事事件になんかならなくていい、彼が実権を失って表舞台から消滅してくれればそれでいいんだ。
日本サッカーの健全な発展のために。
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03:52 | スポーツ | comment (-) | trackback (-) | page top↑
Sun.

露鵬と千代大海、ケンカ両成敗のススメ

カメラマンを殴った露鵬はいけない。でも純粋に取り組み前後の経緯だけを見れば、そもそもの始まりは上位者(大関)であるところの千代大海の理不尽な態度にあった。
「露鵬がカメラマン殴る=千代大海とにらみ合い、激高-大相撲名古屋場所7日目」
僕がニュースで見た範囲では、取り組みは露鵬の空振り同然の張り手に始まり、千代大海の押し出しだか突き出しだかでたちまち終わった。なんてこともない、ごく普通の一番だった。
ところが、勝負がつくや千代大海は土俵下にいる露鵬を追う形で自分も土俵下に降り、顎をしゃくるようにして二言三言、何かを言っているんだよね。

露鵬も、一瞬あっけに取られたもののすぐに何か言い返し、そして相前後して土俵上に戻った。
リンク先の記事中では「礼もせずに」となってるけど、僕の見た感じでは露鵬はいちおう頭をかすかに下げて(千代大海に対してではなく、儀礼の遵守という意味でだけど。もちろん)、その上で下がったように見えた。
その後のカメラマンの件さえなかったら、あれは露鵬が被害者だよ。100%間違いない。


このあいだのジダンの件との類似性を感じる人もいるかもしれないけど、こちらは試合中ではなく試合後。しかも競技の特性に照らした場合の「観客の前で口論するという行為」自体の重さや、大関の地位の要求する品格の問題など、根本的に背景が違う。
馬鹿な大関に理不尽なクレームを、衆人環視の土俵下でつけられて頭にきた、ところまでは、露鵬に何も落ち度はなかった。馬鹿が馬鹿を言っている、と思って我慢さえしていればよかった。
それがこんなふうに無関係のカメラマン相手にプッツンしちゃ、千代大海の品位のカケラもない大関離れした愚行も陰に隠れてしまうんだろうな。

僕が理事会のお偉いさんか何かなら、2人には同等の罰を下したいね。憤懣を暴力に変えてぶちまけた露鵬への処罰が、地位不相応な品位欠損症患者であったに過ぎない千代大海より軽く済むはずはないけど、同じならべつだんおかしくもない。
少なくともその程度には、あのヤンキー大関は相撲取り失格の破廉恥漢ぶりを見せつけたんだ。相撲界においては、上位者になればなるほど品格を求められるのではなかったか?
僕はどっちかといえば彼のことは応援しているつもりだったけど、今回のあのやりようには心の底からガッカリした。


「だって露鵬が~」とか、ガキンチョみたいな口をききなさんなよ、千代大海。かすめた張り手が目に突き刺さりでもしたか?あれだけ観客たちの見守る中であからさまにガンつけてたくらいだから、そんなわけでもなさそうだよね。(笑)
そんな大関は相撲界どころか、日本の恥だ。日本人としていい迷惑だよ。
02:19 | スポーツ | comment (-) | trackback (-) | page top↑
Thu.

ミサイル問題を梃子に、韓国マスコミの日本観を考える

この問題に関しての韓国マスコミ(直接的には朝鮮日報)の言及の中から、彼らの日本に対する最大の盲点がなんとなく見えてきたような気がする。
朝鮮日報「特集 北朝鮮ミサイル開発問題」
僕が思うにそれは、ごく単純にいえば、彼らが「日本(人)がいかに北朝鮮を深刻に恐れ、そして怯えているか」を、ひょっとしたら半分も理解していないのかもしれない、という点だ。

韓国の人たちにとって、北朝鮮はやはり、「険悪な同居夫婦」という程度の間柄であり、「他人ではない」のかもしれない。という、いわばわかりきっていることを、僕はいま改めて思う。
ことと次第によっては包丁を振り回して襲ってくるかもしれないが、しかしまあ、そんなこともするまいよ、という漠たる期待感が、どこかしらあるのではないか。朝鮮日報の記事をあれやこれやとひっくり返すうち、僕はそう思えて仕方なくなってきてしまった。
そしてそこにこそ、彼ら韓国マスコミの多くの関係者が、日本の限定的(←この括りが抜けている報道や要人発言がなんと多いことか、韓国よ・・・「限定的」なんてことに現実性がさほどないのは認めるが、しかし気持ちは汲んでもらわなくてはならない)先制攻撃論を、軍事大国化を意図した政略的議論としか思えない理由があるのではないかと僕は思う。

要するに、日本はもういいかげんビビっていて、ビビっているからこそ強硬姿勢を打ち出したくなる人が出ている、という面が、どうもリアルに想像できてないように見えるんだよね、韓国マスコミは。しかし事実は、韓国マスコミの多くには信じてもらえないかもしれないけど、かなりの部分までそんなものなのだ。
そりゃもちろん、日本の過激政治屋連中にだってそれなりの思惑や複雑な利害計算だってあるでしょうさ。でも、かなり高純度の民主国家である今の日本で、彼らがああいう発言をしても支持を決定的に失うことがない理由は、世論がそれを違和感なく聞ける状態にあるから。
そして、なぜ違和感なく聞けるのかといえば(この点こそが韓国マスコミがからきし理解できていないと僕が思う点だが)、それは日本人(世論)が、北朝鮮という国家ないし軍事勢力の圧力に、いいかげんビビっていて落ち着きを失っているからなのだ。

韓国にはやはり、歴史的経緯からくる日本アレルギーのようなものが拭いがたくあるのかもしれない。どうしても日本を総体として「のみ」捉えてしまうようなところがある。
言いたいことだけ言って景気のいい一部の過激政治屋や、匿名の隠れ蓑にぬくぬくとくるまったネット右翼連中は別として、日本という国を構成するかなりの部分の人々が、いかに軍事的自信がなく、北朝鮮に怯え、安全の確保に目をきょろきょろさせつついろんな対策を計りにかけたい心理状態にあるか、が想像もつかない。
そのことは、無理もないことなのかもしれないが、しかしこの問題を客観視して公平に韓国国内にアナウンスする上ではとても不都合なことには違いない。

どうにかしてもう少し、冷静さと客観性とを取り戻してほしいものだけど、朝鮮日報。
ここしばらくいい記事が多くて、日記なんかでもたびたび取り上げてきた新聞だからなおさら。


<追記>

僕はここしばらく、韓国メディアなら中央日報より朝鮮日報といい続けてきたけど、たったいま中央日報を覗いてみたら、実にマトモな論評記事が目に飛び込んできた。
「【社説】ミサイルには沈黙し、日本ばかり糾弾するのか」

北朝鮮にはきちんと抗議1つできなかった政府が、日本に対して強硬すぎる姿勢を続ければほかの「政治的目的」があるとしかみられない。韓日両国は易地思之の立場で互いに見なければならない。何より当局者らの発言は慎重にされなければならない。我々は「日本のように夜明けからばか騒ぎをしなければならない理由はない」という表現は書いてはいけないし、日本も先制攻撃論のような発言は慎まなければならない。

今回の「ミサイル危機」は両国はもちろん北東アジア全体の安保を脅かすまさに重大事態だ。知恵を出し合ったとしても解決策が出るかどうかわからないというぐらいなのに「北朝鮮のミサイル発射」という本質は忘れ、こんなに対立ばかりもたらせば両国にとっても決して役に立たない。

全文を通して読めば、やはり内容的にはすべてに納得とはいかないものの、政治的な冷静さを取り戻せという主題については全面的に賛成できる。
また上掲の社説とは別にこのへんの記事なんかも、日本の原寸大の主張をそのままに韓国内に受け渡してくれたものとして、評価されてよい内容だと思います。
そこをいくと、本当にどうしちゃったのかなあ、朝鮮日報。社説とか最近、ときどき本当にヘンだよ。
02:30 | 時事・社会 | comment (-) | trackback (-) | page top↑
Wed.

ギーエン監督、大いにぼやく

ギーエン監督の正直すぎるぼやきが可笑しい。(笑)
「“最も過小評価されている男”が見せた巧打」

メジャーリーグは大きく分けて「アメリカン・リーグ」と「ナショナル・リーグ」という組織に分かれていて、その両リーグから選ばれた選手たちが一堂に会して戦うのがオールスター。
そしてこのギーエン監督は、井口も所属するアメリカン・リーグの強豪シカゴ・ホワイトソックスの監督で、前年にホワイトソックスがワールドシリーズを制した兼ね合いで今期のアメリカン・リーグ・オールスターチームの監督を務めることになった。いわば、前年度優勝監督の特権というか、名誉職であるわけです、オールスターの監督というのは。

そして、このアメリカン・リーグ・オールスターチームは、相手のナ・リーグ・オールスターと戦力的に大差はないと思われるにも関わらず、どういうわけかここ9年間で負けなし(8勝1分)という記録を持っていた。
ギーエン監督、オールスター限定の名誉職とはいえいわば常勝チームの側の指揮を執らせてもらえるということで、なかなかに気をよくしていたようなのです。

ところが、今年のオールスターは、アメリカン・リーグを率いるギーエン監督の思うようには進まなかった。1-2と、序盤についた1点のビハインドを背負ったまま、試合はついにア・リーグ最後の攻撃となる9回表、2アウト。
ラテン系の親しみやすいキャラクターと極端なまでの多弁さで知られるギーエン監督は我知らず、いつもの早口でこうぼやいたという。
「オレが監督をやったときに負けることになるなんて……。なぜ、オレなんだ」
・・・。

ちなみに、試合はその後、ギーエン率いるアメリカン・リーグ打線が奇跡の粘りで2点を返して3-2と逆転し、その裏のナ・リーグの反撃を0点に押さえて、連勝記録を9(1分挟む)に伸ばしましたとさ。
なんのこっちゃ。(ボソ
23:14 | スポーツ | comment (-) | trackback (-) | page top↑
Wed.

ジダンの沈黙

どんなに酷いことを言われたとしても、手を出したら負けです。いや、手じゃなくて頭だったか。
「【W杯】波紋呼ぶジダンの頭突き」
ジダンは負けた。僕は彼に対しては同情しない。テュラムやバルテズには心から同情するけど。
どんな事情があったとしても、安易な歯止めのない同情は禁物だと僕は思う。ジダンは今回の事態に対して、100%確実に、5割以上の責任を負っている。何を言われたとか言われてないとかはそこにはほとんど関係がない。

しかも、あの愚行によってもたらした事態が彼自身を破滅させただけならまだともかく、ほかのフランス代表選手たちにとってのW杯までも終わらせてしまったかもしれないんだから、責任は重大だ。
「特別な選手で、しかも人間的にもあんなことをするような選手ではない。よほどの事情があったに違いない」ことは、この事態の深刻さを少しも救わない。
ジダンの救いはむしろ、あの愚行を働いた後、騒動の相手になったマテラッツィをいたずらに罵るなどすることなく、ひたすら沈黙を守っているところにあると僕は思う。エージェントか何かが事情を聞きだしてなんとかすると言ってるらしいけど、それで問いただされてペラペラしゃべりだすようならジダンもそこまでの人というところだ。

マテラッツィがどういう人だろうと、何を言っていようと、そこで手を出したら負けだということをジダンは知っていたはずだ。
それなのに、手を出した。醜く自制を失って。彼は、負けた。そしてフランスもまた。
無言を貫いているのは、彼のせめてもの良心であり誇りなのだと、僕は捉えたい。これから世間の疑問に応えて、ちょっとくらい真相を語ってもいいだろうけど、それ以上のおしゃべりや因縁話などは余計なことだ。
ジダンは沈黙を貫くべきだ。
03:39 | スポーツ | comment (-) | trackback (-) | page top↑
Tue.

朝鮮日報社説を批判する

もうちょっと日本の空気を調べてから書いてほしいね。朝鮮日報にはマトモな特派員とか何人もいるんだし、彼らの意見を叩いた上で書いてればこんなシロモノにはならないだろう?
「【社説】国家としての良心を失った日本の先制攻撃論」
日本がらみだと過敏にならずにいられない、韓国サイドにありがちな国際感覚を露呈してる、という意味では大いに参考にはなるけど、物足りない。

日本のネット右翼たちの口先でもよく「中国(人)は」「韓国(人)は」「北朝鮮(人)は」「三国人は」・・・という具合の大雑把で勇壮?な主語が好まれてるけど、そういう言葉を吐く手合い(どっかの都知事とか)の言説がしょせんは参考にも何にもならないのは、結局のところ彼らの思案が、「中国生まれで中国に国籍を持つ人はおしなべて中国人としてのほぼ均一なキャラクター性を持つ」という程度の現実把握に基づいたものである場合が多いから。
括りの大きな「三国人」って主語なんか、そういう意味じゃお粗末の最たるものだね。それが差別的なニュアンスを含んでいるかどうかって議論は別としても、冷静な議論を進めるツールとはなりえない、ごく程度の低い用語だと思う。
それと同様の意味で、残念ながら今回の朝鮮日報社説は児戯に等しいと思うね。


個々の政治家の名前をきちんと区別して挙げているあたりまではいい。でも、「(~であるところの)日本」とか、あるいはほかの記事で取り上げられている政府要人の発言にあるように国家単位の「体質」なんかを信奉しているようじゃ、一国家の現実にはいつまで経ってもたどり着けないと僕は思う。いや、体質や傾向ってものは多少は現実にあるにしても、その括り方があまりにもお粗末に過ぎるんだな。
展開している論旨そのものもいささか混乱して隙が多すぎて、コーフンしすぎだよどうしたの、という印象。
『先制攻撃のシナリオが実行に移されれば、韓半島(朝鮮半島)は文字通り「火の海」となる』というけど、いま一部で問題にされている「先制攻撃」は、どう過激に解釈しても全面戦争を意味していない。全面戦争を意味していないから「火の海にはならない」、という保証はどこにもないとはいえ、確率は相対的にだいぶ低い。

でもこの社説はそういうニュアンスはおそらく意図的に読み飛ばし、悪意に解釈することで、読者の不安をことさらに煽っている。こういうことは健全なマスメディアの仕事ではない。
『仮に北朝鮮ではなく、日本の北海道を占拠した勢力が核やミサイルを保有したとしても、日本は先制攻撃を持ち出すだろうか。』というけど、今回の先制攻撃論を持ち出してる連中は、九割方そのままの内容を持ち出すと思うよ?
「皆さんの親戚も暮らしている北海道(北朝鮮)」という意味での躊躇ならまだしも、この社説子がコーフンにまかせて適当に書き飛ばしているがごとき『その勢力が先制攻撃に対抗し、数千基の長射程砲やミサイル、核で報復攻撃を行い、数千万人の日本国民が死傷し、世界第2の経済大国が灰になる』可能性については、ほぼ確実に無視される、というよりも「それを防ぐために先制攻撃するのではないか」と彼らは言うでしょう。

それどころか、その危険性を韓国のみが背負うかのようにこの社説子は息巻いているけど、違うだろ?(笑)長距離砲はともかく、「ミサイルや核」で吹っ飛ぶ恐れがあるのは、先制攻撃をする(するとすれば)日本だろう、むしろ?
少しは落ち着いてくれ、頼むから。論旨がグチャグチャで醜いよ。


彼ら日本の過激政治家は、結局のところ、「ミサイルなんかを持ち出せば、日本から『防衛のためのミサイル基地への先制攻撃』だってあるかもしれないんだぞ」という抑止力を身に付けることを直接的には望んでいる。それをもって北朝鮮への圧力を増そうとしている。
ついでに、日本自体を彼らのいうところの「普通の国」に近づけてしまえ、という思案も、その裏には濃厚にあることでしょう、おそらく。だから僕は今回の議論を危なっかしく思っているし、どちらかといえば反対だし(力を身につければ、それを使ってしまう危険性も高まるし、そのこと自体が火種となる恐れも大きい、という理由で)、だからこそ日本の世論がパニックに陥ることなく彼らの議論にどちらかといえば冷ややかな反応を見せているという現実に大いに安心もした。
率直にいって、僕が予期してたよりも冷ややかだったよ、ブログなんかで沸いている議論の多くは。もう一回りくらい、お調子に乗った空論家が増えちゃってるかと思った。正直なところ。

それだけに、日本の現実の市井の空気を知りもしないで、「日本」という大雑把な単位で韓国国民の不安を煽る社説を書いているこの社説子の、議論の粗雑さと有害さとに不快感を禁じえない。
あなた、その社説に責任、取れないでしょ?(笑)
社説担当っていうのは巨大な意見配信力、言い換えれば権力を握ってるようなものだから、現実把握能力と責任感とを人一倍備えてなきゃダメなんだよ。
書いちゃった記事は取り返しもつかないことだけど、もう少し勉強してもらいたい。社会についても、マスコミとしての哲学という意味でも。
13:11 | 時事・社会 | comment (-) | trackback (-) | page top↑
Mon.

「限定された先制攻撃能力」の是非について

難しい問題。
「北朝鮮ミサイル:『敵地攻撃能力』持つべきか…議論浮上」
この手の話題になるとあっという間に思考停止して、「議論の余地なく」うんぬん、とか「○○というのは論外」、なんて言い回ししか浮かばなくなる手合いがいるけど、そういうのはそれこそ論外。
この問題は本当に難しいよ。

まず、たとえばなんらかの理由で政府が日本に向けたミサイル発射を察知して、「諸般の情勢から、本日○時前後にテポドンが東京・横浜・大阪に飛来すると思われます。政府は迎撃能力がないため、直接的にはこれに対処できません。国民は速やかに避難してください」という緊急の警報を出した場合、われわれ無力な国民としては「ああ日本に限定的な先制攻撃という選択肢があったなら」と思うのは確実。
その点だけを考えれば、それこそ「議論の余地なく」日本は限定的な先制攻撃の能力を持つべきだ、というリクツになるだろう。
ただ、現実の国際政治というのは当然ながらそうおめでたく単純なものではない。

たとえば、日本がそうした先制攻撃能力を持つ(あるいは持とうとする)こと自体が、なんらかの攻撃を引き起こしてしまう、という可能性がある。また、今後も続くであろう北朝鮮対策の国際的な議論のテーブルで、武装を強化した日本の発言が、従来以上にアジアの友邦の賛同を得にくくなり、平和的な選択肢自体を狭めていってしまう恐れがある。
さらには、先制攻撃の能力を得たことによって、それを「使ってみたい」層(そういう手合いがいついかなる時代にも必ずいる、と僕は思っている。世論の中にもそういう勢力は存在する)を活気づけ、日本の進む道自体を内から捻じ曲げてしまう危険性も無視できない。

およそ以上のような理由から、僕は世のニワカ右翼たちが「議論の余地なく先制攻撃能力を持つべき」だと言いたがるであろうことを予想しつつも、安易にそれに肩入れできないと感じている。
日本は、果たして、本当に「限定された先制攻撃能力」を持つべきなのだろうか。
そして、持つべきなのだとしたら、それは「どのように」限定された先制攻撃能力、であるべきなのだろうか。
結論はなかなか出せないけど、安易な気分で決めてはいけない問題だということだけはわかりきっていると僕は思う。
21:58 | 時事・社会 | comment (-) | trackback (-) | page top↑
Sat.

仏代表を支えるフィジコと、オシムのサッカー理論

フランス代表には特別な興味はないけど、フィジカルコーチというものが非常に大切な専門職だというのは事実です。
「ジダン復活のカギ…仏オヤジ軍団導く凄腕トレーナー」
重要なのは、どうやら明らかにこの職種の人間は「ピンキリ」であるということ。柔軟体操のときに背中を押す程度の能しかないくせに「フィジコ」と呼ばれてるような手合いも、間違いなくいると思う。

ド素人である僕がそこまでのことをいうのは、僕がぐうぜん鹿島ファンであり、監督やスタッフの入れ替わりと共に鹿島というチームのフィジカルがどう変遷してきたかを、ごく遠目ながらも見てきたということによる。
鹿島にはかつて、ジョアン・カルロスというフィジコ上がりの若い監督がいた。彼が率いていた当時の鹿島は、レオナルドジョルジーニョという2人の超ド級の外国人選手を抱えていた一方で、徐々に高齢化がささやかれているという兼ね合いのチームだったけど、およそ相手に走り負けるということがなかった。しかも、高齢チームにもかかわらず、シーズンを通じて故障者が非常に少なかった。
その時期の鹿島のフィジカルコーチが誰だったかを僕は記憶していないけど、ジョアン・カルロスが就任のときにコーチングスタッフもセットで連れてきた、ということは憶えているので、フィジカルコーチ上がりのカルロスが一目置くだけのフィジコだったのだろう、ということだけは想像がつく。

そして、カルロス・鹿島は、強かった。
あの黄金時代をレオ・ジョルの貢献だけに帰してしまう考え方が他チームのサポーターの一部にあることは僕も知っているけど、実情はそういうものではなかった。
あの時期の鹿島の、チームとしての体力に支えられた勝負強さは、今のような「鹿島=勝負強い」という漠然としたイメージではなく、確固たるフィジカルに基づいていただけに、選手たちの共通したセルフイメージでもあり自信の源でもあったと僕は思う。
あの時期の鹿島に少しばかり似ているのが、実は近年の鹿島・・・ではなく(凹)、近年のジェフ千葉であり、オシムの「考えて走れ」という戦術論だ。
オシムはあれほどの名将でありながら、体力づくりを極端に重視する。サッカーというスポーツを考えるとき、おそらくそのことはほとんど必然なんだろう。

世の中にはベンゲルのように、ことさらにフィジカルにうるさくない(というイメージが僕にはある・・・が、あるいは間違っているかもしれない)監督もいて、それももちろん1つの型なのだろうと思うけど。
実際、僕はオシム以上にベンゲルの就任を期待していたほどにベンゲルが好きでもあるのだけど、このフランス代表の話を見て、ジョアン・カルロス時代の鹿島が脳裏をよぎり、そして来るべきオシム・ジャパンへの期待が少しだけまた高まるのを感じたりもしたのだった。
期待しているよオシム。
04:05 | スポーツ | comment (-) | trackback (-) | page top↑
Fri.

エナンが好きだ。なぜなら伊達と似てるから。

この試合は終わりの方だけちょっと見た。
「強打のライバルほんろう 決勝へ自信示すエナン」
相変わらずサーブが弱いけど、ピンとはりつめた精神力のもと、技が冴えて、いつもの通り魅力的なエナンのテニスだったよ。

解説の伊達さん、近いタイプの選手だけにエナンのことは手に取るようにわかるだろうに、謙虚すぎてときどきおかしい。(笑)もっと断定してしゃべっちゃっていいと思うけど、伊達さんなら。
体格のひ弱さからくる避けがたいサーブの弱さを、極端なまでに研ぎ澄まされたリターン能力で補い、当時の女王グラフを相手にシュールなまでのブレイク合戦(グラフが自身のサービスゲームをあれほど落としまくる相手はほかにいなかった。一方、伊達の方もまた、自分のサービスゲームをキープする能力に悲しくなるほど欠けていた。勢い、試合はいつもブレイク合戦となり、キープゲームの方が少ないかのようなキテレツな展開になることも少なくなかった)を展開した、現役時代の伊達。
世界ランク4位まで行ったんだからね、あの人は。エナンより小さな身体で。もっともっと、このエナンのことは私にはわかる、なぜなら私と似てるから、って勢いで口をきいたって何の違和感もないのに。

たぶん現役時代、もののわからない解説者にそういう口のきき方をされるのがよほど嫌だったか何かしたんだろう。一言も、そういうニュアンスでものを言わない。断定もしない。伊達さんはエナンのこと大好きなんじゃないかと僕は勝手に憶測してるけど、そういう選手への好悪も、言葉裏にほとんど見せない。
言うべきことはきちっと本音で言っていて、なんら不足ない優れた解説なんだけど、さらに個人的なニュアンスをも含めたオフレコ・トークみたいな解説を聞いてみたいなあ。
きっと面白いと思う。あの人なら。
02:54 | スポーツ | comment (-) | trackback (-) | page top↑
Wed.

韓国サッカー界、真の木鐸

韓国サッカー界は、こういう人こそを誇りに思うべきだ。
「【判定問題】『鄭夢準会長が国民感情をあおっている』」
どうやらSBSというテレビ局で、韓国の敗退が決まった試合の解説をされていたらしい辛文善さんという方に関するニュース。
韓国の敗北を決定付けた、微妙なオフサイド判定について、「やむをえない、あれはオフサイドだ」という趣旨の言説を吐いて、世論の吊るし上げを食ってしまった、ということだと思う・・・たぶん。
そしてその彼が、急遽韓国に戻って、自身を誹謗する世論の大勢やサッカー協会の勝手連に真っ向から噛み付いたのが、上記の記事の内容です。

そして、あの判定は、事実オフサイドです。
僕は別の稿でもすでに書いた通り、韓国を応援したい立場からあのシーンをニュースで数回見たけど、あれは「副審が判断を誤ってオフサイドフラッグを上げ、それに幻惑された韓国DFが足を止めてしまった」ために起きた、不運な失点、ではあった。でも、試合の判定は最終的に主審の判断で決まるものであって、副審の旗は主審への合図でしかない以上、そして客観的に見たときにあのシーンがルール上オフサイドではない以上、「誤審」と呼ぶことはできないと思う。「不運」であり、「副審の致命的ミス」だけど、「誤審」ではない。だから、覆ることはない。
そしてこの立場はそのまま、おそらくこの辛さんという方の拠って立つ立場でもある。

 辛解説委員は「(前略)国民が理性を失った反応を見せているときには、鄭夢準(チョン・モンジュン)大韓サッカー連盟会長や審判委員会がそれをいさめなければならないところを、皆そろって国民に同調した。それどころか鄭会長はFIFAに提訴すると言って、国民感情をあおっている。マスコミも国民をあおる記事を書いているのを見て、大変失望した」と語ったという。

剛毅だね。
激しい国民性の国だけにいろいろ大変だろうと思うけど、がんばってほしい。
05:32 | スポーツ | comment (-) | trackback (-) | page top↑
Wed.

中田の引退に思う、次期日本代表のリーダー像

とても優れてもいたけど、リーダーと問題児とを1人で兼ねてしまうようなところが最後まで拭えない人、でもあったと思う。
「戦う姿勢の重要性訴える 最後まで思い伝わらず」
残念だし、1ファンとしては正直、彼という英雄的な選手に対して強い未練もあるけど、マイナス面も兼ね備えてしまっていた選手だと思うだけに、これを機に本物の闘争心を備えた新リーダーに台頭してほしい。

中田のように、チームの外に立っているかのような顔であれこれ言って、「ついてきたいならついてこれば」というような立ち位置に見えてしまっては、リーダーとしては難しいと思う。
実際の言葉や本人の意図がどうあれ、どうしても周囲からは彼のものの言い方はそういう冷たさを伴って見えたし、そういう印象はどうやら仲間から見た場合にも多少伴ったようで、彼は現実にチーム内でやや孤立していたように聞いている。
とはいえ、中田にはあのやり方しかなかったのかもしれないし、ああしなければ個性の発露の方法もなく埋もれるしかなかったのかもしれないから、これは中田を責めて言っているのではなくて、あくまでも次のリーダーに期待したい資質の話として書くんだけど。

リーダーは、チームを「中から」引っ張れないといけないんだろうと僕は想像する。
中から引っ張って、問題があれば言い、場合によっては軋轢も引き受け、しかしチームの輪の中を去らずに、また中から引っ張る。それを何度でも繰り返して、倦むことがない選手。また、それをした結果としてチームの輪からはじき出されてしまわないような、確固たる実力をも兼ね備えた選手。
たとえば、ドゥンガのような。あるいは、いっとき言動がおかしくなってしまった時期より前(つまり、アトランタ五輪の予選のころまで)の前園のような。
ことさら前園の名前を出すのは、べつにイヤミを言うためではなくて、日本人のメンタリティや人間関係の中では本物のリーダーは成立しない、という考え方に対する反証として示しておきたいから。

新生・オシムジャパンのリーダー候補は、今のところいない。
でもオシムは探すだろう。だから、そういう可能性を持った選手が意識的にアピールしていれば、その存在に気づくだろう。
本物のリーダーには、多くの場合、1人しかなれないんじゃないかと思う。誰であれ、リーダーになるための自己改革のようなことを始めるなら、オシム体制の発足する今こそが潮時だろう。
もちろん、リーダーになるには自己改革の前に先天的な資質のようなものが必要で、誰でもなれるというものではなく、中田の葛藤もあるいはそこにあったかもしれないわけだから、難しいのは当然のことだけど。
05:18 | スポーツ | comment (-) | trackback (-) | page top↑
Sun.

ミュージックばとん

某Tさんに「ドボロー」呼ばわりされたのでやむなく。

1【初めて好きになったアーティストは?】
 ビートルズ。歌モノを聴きもせずバカにしていたおバカな中学時代の僕の耳に、初めて歌のよさを教えたバンド。

2【初めて買ったCDは?】
 ジョン・レノンのベスト盤(「imagination」だったか何だったか、imaginがらみのタイトルのやつ)か何かかなあ・・・。自信なし。高校生になってからだったのじゃないかと思う。それまではごく稀に買ってもらうだけだった。
(amazonで検索して発見・・・文中で触れてるのはこれのこと。)

3【今持っているCDの枚数は?】
 ダビングしたCDRを入れないとなると、相当少ないと思います。3,40枚ってところ?<誰に訊いている

4【今1番好きなアーティストは?】
 川本真琴。あたかも浮沈艦の如し。(何

5【1番最近買ったCDは?】
 コッコの「陽の照りながら雨の降る」をamazonで。初回限定のオマケにつられて買って、バカなことにまだ開封もしてない。我ながら、どこかおかしい。ひとつには、届くより早くテレビでこの曲を聴いて、率直にいって「大したことない」と思ってしまったってのもある。

6【普段言わないけど実は好きなアーティストは?】
 基本的に言いまくりだからなあ・・・いないと思う。

7【解散して残念だなぁ~って思うアーティストは?】
 僕は個人好きなんだよ・・・というか、シンガーソングライター気違いなんだ。だからあまりいない。でも強いていえばビートルズかな。それも、個々のキャラが立ってぶつかり合いながら成立していた、危うい中期~後期のビートルズ限定。前期のビートルズには特に興味なし。

8【初めに思いつく1人のアーティストは?】
 ダントツで川本真琴。次いでコッコ、さらに次いでジェフ・バックリー

9【初めに思いつく2人組のアーティストは?】
 ・・・マナカナ?(ボソ

10【初めに思いつく3ピースのアーティストは?】
 チャットモンチー。次いでトライセラトップス

11【初めに思いつく4人グループのアーティストは?】
 ビートルズ。(←某Tさんが書いたままを流用

12【初めに思いつく9人バンドのアーティストは?】
 モーニング娘って9人の時期あった?
 なかったんなら知らない。9人なんて。

13【好きなサウンドトラックは?】
 風の谷のナウシカシャーロック・ホームズ(BBC放送)古畑任三郎。でもサウンドトラックとして本当に聴いたことがあるのはナウシカだけ。ビートルズによって歌モノを知る前の中学校前半のころものすごく好きだった。今も好き。

14【最近1番よく聴いてる曲は?】
 バード「マインド・トラベル」。ベスト盤の「bird's nest」に入ってます。アルバム自体もわりとお薦め。お買い得。

15【音楽聴くときに使ってるものは?】
 メインはポータブルMD。でも普通のオーディオセットも活用してるよ。

16【好きな名前のアルバムorシングルは?】
 ポロメリア(コッコ)流星群(鬼束ちひろ)Beautiful Day(U2)

17【今まで一番気になるアーティストは?】
 川本真琴。なぜってあの不安定さ加減。(笑)他人のことなんていえた義理じゃないけど気になりっぱなし。でも最近はちょっと元気らしい。

18【今までに一番聞いたアルバムは?】
 なんだかんだでビートルズのホワイトアルバムかもしれない。

19【今一番好きな曲は?】
 今一番好き、っていう概念が僕の中にあまりないことにいま急に気づいた。無意識に、過去まで全部含んで考えちゃってて、今だけをうまく切り出せないような。でも、強いてその条件に近いのを探せば、・・・チャットモンチーの「恋の煙」かなあ。

20【バトンを回す音楽好きな5人】
 持ってけボドロー!
03:35 | 音楽批評 | comment (-) | trackback (-) | page top↑
Sat.

橋本さんの死去に思う

とかくの評判はあるものの、けっこう優秀な政治家だったと思うよ。
「訃報:橋本龍太郎さん68歳=元首相、元衆院議員」
印象的だったのは、僕がまだ子供だったころ、彼が総理大臣になって間もなくのたしか衆院選挙。橋本さんは当時3%だった消費税を「5%に上げる」と明言して、「そんなこと先に宣言しちゃったら選挙が苦しくなるじゃないかー。落選したらどうしてくれるー」と騒ぐ無能な事なかれ議員たちを頭から無視した選挙戦に乗り出した。

僕は当然、当時から明確にアンチ消費税のアンチ自民党で、彼の敗北を願ったけれど、世の中には田舎者という人種がいて(←これはいかなる意味でも、住んでいる場所で規定される「田舎者」ではない。そうではなくて、人間の型、ないし精神構造の話だ)、彼らが機械的に自民党を支持し、橋本さんは大勝利を収めた。僕の記憶する限り、選挙前の世論調査では消費税アップ反対派は間違いなく多数を占めていたけど、その世論の比率はほとんど実際の選挙の結果に影響するところがなかった。
傑作だったのはその後。彼は宣言通りに消費税を5%に上げたのだけど、その途端に選挙で自民党を支持したバカな田舎者どもからブーイングの嵐。(笑)そして支持率も急落。あれは滑稽だった。
まだ幼かった僕が、世の大人の大半は自分より愚かだ、という確信を得ていく過程の、あれは1つのエポックではありました。

何にせよ、剛直な人だった。
この逸話なんか、リアルタイムで僕は見ていたけど(といいつつ思い切り事実誤認していたので書き直したけど・・・汗)、まさに象徴的。
「橋本元首相死去:真の愛国者だった カンター元米通商代表」

 自動車交渉が大詰めを迎えた95年6月、カンター氏が橋本氏を「タフ・ネゴシエーター(手ごわい交渉相手)」と評し、剣道有段者の橋本氏に竹刀を贈ったことは、日米摩擦を象徴する一幕に。竹刀の握り方を教えてくれと言うカンター氏の手を取りながら、橋本氏が竹刀の先を自分ののど元に当てて一本取られるしぐさをする場面もあった。

一本取られるしぐさといったって、それをしながら橋本さん、例の独特のえげつない笑顔だもんね。(笑)
そんな押し付けがましいパフォーマンスも、決してただのパフォーマンス倒れに終わることはなく、彼はアメリカに対して常に本当の意味でのタフ・ネゴシエイターだったようだし、当然のように対立は多く生んだものの、常に明確にものを言うところから、カンターに限らずアメリカ側の当事者からの評判はわりとよかったと聞いている。

晩年になって暗部を露呈するようなスキャンダルがあったり、病気に苦しんで急に生気の失せたような姿になってしまったり、逆風が相次ぐ中での死去となってしまったけど。
少なくとも、無能や馬鹿を絵に描いたようなM元首相やT幹事長とはわけが違う。
1人の、政治家と呼ぶに値する政治家が死んだ、ということが僕は少しだけ悲しい。
18:21 | 時事・社会 | comment (-) | trackback (-) | page top↑
Sat.

K-1 WORLD MAX 2006

魔裟斗は、最後の最後で風邪でもひき込んだんじゃないのかなあ・・・絶好調って話だったのに、動きといい、スタミナといい、本来のレベルまでは出せていないように見えたよ。
K-1 「WORLD MAX 2006~世界一決定トーナメント決勝戦~」
それに対して、僕がキライな小比類巻は実に素晴らしかった。生まれて初めて、「意味のある努力」の日々を積み重ねて試合に臨んだんじゃなかろうか、とさえ思ってしまったくらい。1分1分、どうしたら勝てる、何をしたら有利になる、と考えて考えて、そして考えては実行してを繰り返して。
最終的な勝敗は予想通りだったものの、小比類巻の今回の健闘は少しも運によるものじゃなく、間違いなく彼自身の死に物狂いの努力の結晶だった。正直、ちょっと見直した。


しかし、まるでそれに取って代わるかのように物足りなかったのは佐藤だね。本人が一番ガックリきてるだろうとは思うものの、率直なところを書いておきたいから書くけど。
タレントの関根さんとか、一部の過大評価とは僕はもともと一線を画していて、彼はとうていブアカーオの相手じゃないと踏んでいた。ただそれでさえ、もうちょっとは距離をとりつつローキックを当て続けて、いつものように嫌らしく粘ってくれるかと思っていたから、その彼がああ簡単に、2年前の小比類巻のようにブアカーオの体のよい噛ませ犬として完璧に機能して、ブアカーオの優勝を強力に後押ししてしまうとは思わなかった。

負け方も、ちょっと気に入らなかった・・・少し彼にも、自分自身への過大評価みたいなものがあったんじゃなかろうかとも思う。ああいうふうに主導権を握られることはない、というような?
劣勢に立った後の粘り方に、もうちょっとくらいは工夫の形跡があってもよかったんじゃなかろうかと、格闘技ド素人とはいえもともと劣勢を予想して見ていた僕なんぞからすると、物足りなさを感じてしまいました。その劣勢は、予想できていた劣勢だろ!どういう対策を練ってきた結果がそれなの!・・・という意味でね。まあ、練りに練っても、それでもあんな具合になったのだ、って可能性だって、現実の格闘技の世界では当然のようにあるのだろうとは思うけど。
まあ、負けるべくして負けた。根本的に、レベルが違いすぎた、という意味では僕の予想通りではありました。


あと、小比類巻以外で強くなったな、と心底思ったのは、前チャンピオンのサワー
もともと、とてもラッキーな兼ね合いでタナボタみたいにチャンピオンになったものの、4人の歴代チャンピオンの中では一段落ちる選手、と思っていたんだけど。今回は細身の身体に似合わぬ無尽蔵のスタミナと、意外な打たれ強さをも兼ね備えているところを見せ付けつつ、持ち前のスピードと多彩なコンビネーションの連打とを存分に発揮し続けた。
最後の最後に、空耳か何かでヘンな油断をして、思いがけないあっけなさで勝負を失ってしまったけど、決勝だってあれがなかったらどちらに転んでいたかわからない。あるいは、初戦で噛ませ犬を噛んで勢いに乗っていたブアカーオといえども、してやられていたかもしれないくらいに、疲労の蓄積しているはずの決勝戦においてもサワーの動きは衰えていなかった。


総じて寂しいのは、歴代チャンピオンの中では年齢層の高い、魔裟斗とクラウスの2人が、若いブアカーオとサワーの2人にやや差をつけられて、まだまだ衰える年齡ではないにもかかわらずあたかも世代交代みたいな雰囲気が漂い始めていること。
魔裟斗には取って代われるような若手の日本人スターもいないし、まだまだ進化し続けて、がんばってほしいと思っているのだけど。今回は、素晴らしい調整ができているという話だっただけに、あれが本当にその結果(直前に風邪をひいたとか、そういう不運な事情なしでの)だったとすると、今後への見通しはけっこう厳しいものになってくるのかもしれない。

しかし、まだまだ、先はありそうだよ魔裟斗さんよ。どういう素晴らしい準備をしてきていたにせよ、今日は魔裟斗は、少なくとも表情が冴えなかった。試合後にはいつになく弾けたような笑顔も見せていたけど、アスリートとしての本当の絶好調とは違うように僕には見えた。
ベストコンディションで壁にぶつかったのとは、ワケが違うのじゃないかと、ド素人ながらも想像します、僕は。まだまだやれる、夢を見せてもらえる、と信じている。本人の心さえ折れてしまわなければ。
栄光のキャリアの続きを、諦めるにはまだ早い。
00:07 | スポーツ | comment (-) | trackback (-) | page top↑
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