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Mon.

Mizを聴き、東京エスムジカを想う

このあいだ映画「スクリーム」と一緒に借りてきたMizの「Say It's Forever」、何度かCDで聴いてみて、さらにきょう初めて70分ウォーキングのお供にMDで通して聴いてみたところ。
期待が大きかっただけに、正直ちょっとガッカリ。洋楽ロック、なんだよなあ・・・それ以上でも以下でもない。
1曲目の「New Day」という曲が、少なくとも曲自体の素質としては特別に素晴らしい曲で、僕はこの曲をテレビCMを通じて何度か聴く中で、Mizには期待するようになっていた。特に精神的にネガになってるときの僕はたまに、ああいう透明感溢れる女性シンガーの曲しか受け付けないコンディションに陥ってることがあって、まさにそういう時期にだいぶそのCMを聴く機会が多かったこともあって、かなりの好印象があらかじめ刷り込まれてあったんだけど。

残念ながら、その期待には沿わない音楽だった、という結論がはやばやと出てしまった感じ。特に僕独自の、高度に個人的な、いわばシンガーソングライター的な要素にしか反応しないらしい一番大事なアンテナにはひとかすりもしなかった模様、でした。


World Scratchシンガーソングライター的うんぬんといえば、だいぶ前に何度か触れた東京エスムジカ「World Scratch」は、逆にそういう意味で聴けば聴くほどに評価が上がる不思議なアルバムだった。
不思議というのはつまり、彼らは個人ではなくてグループだし、作詞作曲ボーカルも担当がバラバラで、構成からすればシンガーソングライター的もヘッタクレもない組み合わせのはずだから。
だから当初は、ずいぶんいい音楽を創っているようだけど、彼らはシンガーソングライターじゃないし僕の場合はきっと聴き飽きるのが早かったりするんじゃないか、なんて経験的な不安が付きまとっていたんだけど、どういうわけか、彼らの音楽は聴くほどに心が動くし、新しい発見があって興が尽きない。ここ何年も「ヘビーローテーション」なんて言葉とは縁が遠かったけど、これは久方ぶりのヘビーローテーション盤になった見事な一枚でした。

だからどうやら、僕が大事にしている歌のシンガーソングライター的な要素というのは必ずしも、合作や作為によっては出しえないものじゃなかった、ということにはなりそうなんだけど。
このアルバム(「World Scratch」)でいえば、あからさまな名曲である「月凪」はもとより、自分自身の内なる少女(少年)に語りかけるような「Vida」なんかも、微塵も嫌味なく、ただ心のままに伝えようとする力があって魅力的。民族的な響きの旋律・編曲や、それを反映したスケールの大きな歌詞さえも、そういう情緒を少しも損ねてはいなくて、ただ独特で美しかった。
ここ数日聴いていたMizや、シェリル・クロウばりのアメリカンロックを聴かせるラブ・サイケデリコや、洗練されたちょっとジャジーなポップチューンの中島美嘉、あたりには僕はそういう意味での美しさはまったく感じないから、ここには何かの根本的な違いがあるはずなんだ。
単なる好みとかそういうレベルの話じゃなく。


ちなみに、そういう美しさをまったく感じないときにはどうなるかというと、僕はなかなかその音楽をカッコいいとは感じないし、カッコいいと思って聴いてみても、今回のMizのように自分でも「あれ?」と首をひねるようなあっけなさでたちまち聴き飽きてしまう。
逆に、それを感じられるアーティストが東京エスムジカ以外で誰と誰なのかといえば、同意を得やすそうなところでいえばコッコや初期スガシカオ、ジョン・レノン、といったあたり。逆に反論を食らいそうなところでは川本真琴、あたりが筆頭格です。
結局のところ、Mizはあの曲のあまりの美しさと透明感に期待してしまったけど、根本的に僕が求めている個人的な歌なんかではなかったな、というのが今回の「ガッカリ」の内容でした。惜しいとか何とかじゃなく、そもそもそういう方向性を目指すミュージシャンではないようだった。
僕の望むところが特殊なのであって、Mizがよくないとかじゃないのは当然としても。
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