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Sat.

イラク邦人人質の遺体発見

イラクの邦人人質の死体発見がほぼ確認。
人はこういうふうにして生きて死んでいくんだな、という感じ。
何が何やらわからないまま生きてきて、はっと気付いたときには生死の境に足を踏み入れていて。
そのとき初めて生きたいと願うけれども、もう大抵は手遅れで。
僕にももちろん、切実になんてわからない。
人質を待ち受けていた死の恐怖のすさまじさなんてとても。
ただ、ああ、とため息が出るだけだ。
いえることは何もない。

少なくとも、彼の軽率さを容赦なく嘲笑う多数派世論の亡者たちとは違って、僕には定見ってものがある。
彼と同じような種類の軽率さや迷いは世間にいくらでもあって、それがたまたま、彼の人生の進路の赴くところ、衝撃的な拉致と死のニュースという形になっただけだということが僕にはわかる。
彼は少なくとも、お茶の間でテレビを見ながら知恵の行き届かない罵声を発している多数派世論の論客たちの水準に照らせば、決してバカではなかったんじゃないかと思う。
もしくは、バカで軽率でも、どこかしら見どころくらいはあったんじゃないかと思う。
それがこうもあっけなく死ぬ、ということが、なんだかこの世のこととは思えないように感じられるだけだ。

オートマチックのように、時間刻みに計画通りに、処刑が実行に移されたんだろう。
自ら招いた結果といったって、我々は事なかれで生きるすべを彼より多く知ってるだけのことじゃないのか。
テロリストたちへの憎悪も、正直たいした憐憫もないけど、生というものの尊厳がひどく傷つけられたような気がしている。
誰かが憎いとかかわいそうではなく、イラクで起こったこの出来事が、1つの悲しい現象のように思える。
こうなっているのだ、という、ただそれだけのことのように思えてしまって空しい。
空しい、としかいいようがない。
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05:23 | 時事・社会 | comment (-) | trackback (-) | page top↑
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