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Tue.

日本陸連の不可思議な内定乱発主義者たち

またですか、日本陸上の発展の阻害に日々貢献する日本陸連よ。
「世界陸上マラソンメダル全員に北京切符も」

 世界陸上大阪大会(07年8月25日開幕)に向けた有識者会議が6日、都内で行われ、同大会の男女マラソンの日本人メダリスト全員に北京五輪出場権を与えるという「仰天プラン」が話題に上がった。

 日本陸上界の一大イベントを盛り上げるためのプランだ。会議に出席した増田明美日本陸連理事(42)は「人気種目の女子マラソンに高橋さん、野口さん、渋井さんらが出れば世界陸上が注目される。今後(日本陸連の)理事会でも言っていきたい」と明言した。

いったい何度同じ失敗を繰り返したら気が済むのか。
同じ失敗というのはつまり、早期に内定者を出した結果として、オリンピックが近づくにつれて代表枠が足りなくなり、いったい誰を外せばいいのか、今さら内定者は外せないし、とパニックになるという毎度おなじみのパターンのことだけど。


マラソンでたらめ理論選考レースの結果は半ば度外視し、有森を無理矢理出場させて、有森自身は銀メダルという結果を出したからいいようなものの、選考大会では有森に勝りながら代表になれず涙を飲むという選手(松野明美)をも出してしまったバルセロナ大会。まああれは、内定者の早期決定ということが絡んでいたかどうか、今となっては僕も思い出せないから措いておくとしても。
シドニーでは、当時陸連お気に入りの市橋有里に早々に内定を出してしまって、あとあとのやりくりに苦しみ、当の市橋もまた、調整のためにレースを1回くらいは挟みたいところを、妙なレースは見せられないというので自重した結果、本大会では思うような結果を残せなかったよね。
あのケースではかえって、内定獲得した市橋の方が気の毒にさえ見えた。

アテネではどうだった?僕は高橋を外した陸連を愚かだと思っている。
結果的に、世界陸上で早期に代表の座をつかんだ野口が結果を出したとはいえ、あの選考の最終段階での醜いごたごたを、2年もしないうちにもう忘れている日本陸連の健忘障害の酷さには恐れ入る。
増田明美という人も、放送解説ではずいぶんマシなしゃべり方ができるようになりはしたものの、本質的にはどこか抜けているんだろうね、こんなアイディアに飛びついてしまうようでは。
ひとたび組織の中に入れば、選手時代の葛藤などはどこかに飛んでいってしまったわけなのかどうなのか。


たとえば、この大会で2人の内定者が出たとする。ここでは最も順当な名前として、内定者は高橋と野口とし、しかも高橋はダントツの金メダル、野口は4位以下の伸び悩みにも助けられて銅メダルに滑り込み、という展開だったと仮定しよう。
もしその後の大会で、先日ドイツで好記録をマークした渋井が「僅差の勝負にも勝てる」ランナーであることを証明するような結果を出し、さらにもう1人、高橋の再来かというような若手のホープAさんがにわかに台頭してきたら、陸連案ではもう困ってしまう、のではないのか。

さあどうしよう。内定者である高橋と野口は外せない。
日本マラソン界の未来をしょって立つAさんは出したい。でも現時点での記録や結果を見ると、実力者の渋井の方が勝るという印象は免れない・・・。
世界陸上銅メダルとはいえ内容は必ずしも素晴らしいとはいいがたかった野口(←重ねていうけど、これは仮定のストーリーです)に、内定を出すべきではなかった。最後まで競らせて、高橋を除く三者の優劣を見極めるべきだった、という話になるのは目に見えている。
そういう、これまでの大会とまったく同じ失敗を、たった1人のホープが出てくるだけで、偏執狂並みの正確さで再現してのけることになるわけです、日本陸連の馬鹿どもは。


だいたい、今の日本女子マラソン界の勢いなら、ホープは2人出るかもしれないしね。(笑)
上のシナリオでは早期内定済みということになっている高橋なり野口なりが、オリンピックにはかろうじて間に合うものの調整には致命的な影響をもたらすであろう大怪我を、選考の最終段階でしてしまうかもしれないし。
あるいは思いがけず、千葉や土佐といったあたりの実力者が、世界陸上で力走を見せてメダルに滑り込み、内定をさらっていってしまうかもしれない。そうすれば、上のシナリオ中に登場した高橋・野口・渋井・ホープAのうちの2人までが代表の座から弾き出されることになる。
「世界陸上で優勝すれば内定」程度にハードルを高くした上でならともかく、安易な早期の内定乱発には、それだけのリスクと、過去の現実の失敗例とがあるということを、いかに愚かでももうそろそろ気づくべきだ。

日本陸連≒現役選手の敵、という不可思議かつ非生産的な構図には、もう終止符が打たれるべきだ、と僕は思う。
推奨記事として1つ挙げておきます。
「番外編1・マラソンと五輪代表選考報道の嘘」
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