--.

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--:-- | スポンサー広告 | comment (-) | trackback (-) | page top↑
Sat.

橋本さんの死去に思う

とかくの評判はあるものの、けっこう優秀な政治家だったと思うよ。
「訃報:橋本龍太郎さん68歳=元首相、元衆院議員」
印象的だったのは、僕がまだ子供だったころ、彼が総理大臣になって間もなくのたしか衆院選挙。橋本さんは当時3%だった消費税を「5%に上げる」と明言して、「そんなこと先に宣言しちゃったら選挙が苦しくなるじゃないかー。落選したらどうしてくれるー」と騒ぐ無能な事なかれ議員たちを頭から無視した選挙戦に乗り出した。

僕は当然、当時から明確にアンチ消費税のアンチ自民党で、彼の敗北を願ったけれど、世の中には田舎者という人種がいて(←これはいかなる意味でも、住んでいる場所で規定される「田舎者」ではない。そうではなくて、人間の型、ないし精神構造の話だ)、彼らが機械的に自民党を支持し、橋本さんは大勝利を収めた。僕の記憶する限り、選挙前の世論調査では消費税アップ反対派は間違いなく多数を占めていたけど、その世論の比率はほとんど実際の選挙の結果に影響するところがなかった。
傑作だったのはその後。彼は宣言通りに消費税を5%に上げたのだけど、その途端に選挙で自民党を支持したバカな田舎者どもからブーイングの嵐。(笑)そして支持率も急落。あれは滑稽だった。
まだ幼かった僕が、世の大人の大半は自分より愚かだ、という確信を得ていく過程の、あれは1つのエポックではありました。

何にせよ、剛直な人だった。
この逸話なんか、リアルタイムで僕は見ていたけど(といいつつ思い切り事実誤認していたので書き直したけど・・・汗)、まさに象徴的。
「橋本元首相死去:真の愛国者だった カンター元米通商代表」

 自動車交渉が大詰めを迎えた95年6月、カンター氏が橋本氏を「タフ・ネゴシエーター(手ごわい交渉相手)」と評し、剣道有段者の橋本氏に竹刀を贈ったことは、日米摩擦を象徴する一幕に。竹刀の握り方を教えてくれと言うカンター氏の手を取りながら、橋本氏が竹刀の先を自分ののど元に当てて一本取られるしぐさをする場面もあった。

一本取られるしぐさといったって、それをしながら橋本さん、例の独特のえげつない笑顔だもんね。(笑)
そんな押し付けがましいパフォーマンスも、決してただのパフォーマンス倒れに終わることはなく、彼はアメリカに対して常に本当の意味でのタフ・ネゴシエイターだったようだし、当然のように対立は多く生んだものの、常に明確にものを言うところから、カンターに限らずアメリカ側の当事者からの評判はわりとよかったと聞いている。

晩年になって暗部を露呈するようなスキャンダルがあったり、病気に苦しんで急に生気の失せたような姿になってしまったり、逆風が相次ぐ中での死去となってしまったけど。
少なくとも、無能や馬鹿を絵に描いたようなM元首相やT幹事長とはわけが違う。
1人の、政治家と呼ぶに値する政治家が死んだ、ということが僕は少しだけ悲しい。
スポンサーサイト
18:21 | 時事・社会 | comment (-) | trackback (-) | page top↑
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。