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Sun.

デッドマン・ウォーキング

さっきまで映画「デッドマン・ウォーキング」を見てました。
予想をはるかに超えて、いい映画でした。
過去に見たアメリカ映画の中では1番だったかもしれない。
それも、アメリカ人お得意のドンパチやコメディ路線など微塵もなく、純然たるヒューマンドラマにして1番。
かといってもちろん、いたずらに暗澹と、誰も彼も額にタテジワ、みたいな安易なムード作りに走ってるわけでもなくて。
とにかく最初から最後まで、生身で生きてる人間たちのどこまでもリアルな物語でした。

主人公はぐうぜん死刑囚の男と交流をもつことになったシスターだけど、安易に信仰の予定調和に落着させようってわけでもなく。
本物の人間──生身の感情で真摯に生きている人たち──と、それを取り巻く、あるいはそれの集合体としての社会。
そして、そんな中に有無をいわせず芽生え、割り込んでくる不条理。
そういったものを痛烈に感じさせる作品でした。
似ているといえば、最近見た「ダンサー・イン・ザ・ダーク」はかなりの部分がこれの模倣作なんじゃないかってくらいのものだけど、主題への迫り方の迫力、誠実さ、リアルさ、すべてが天と地ほども違う。
この映画に関しては、あまりあちらこちらの感想や批評なんかは読まないで、予備知識なく見るのが一番いいんじゃないかと思います。
僕自身、彼の過去やら人間的な本質やら、いろんなことが主人公のシスターと同様に闇の中で、たくさんの謎を抱えたまま死刑囚の男と向き合うことができたから。

さて。
珍しく、今日はいいと思った映画について長々と書きました。
日ごろ長々と書く場合は、僕はたいてい悪口なんだけど、それは一つには「いい映画」には語る意味がないように思えるから。
これは語るものじゃない、見るものだ、と思えてしまうから。
なので、この文章はいったん日記に掲載して、それから必要なら加筆修正してブログに移すつもりだけど、僕が決して安易な悪口批評屋さんじゃないってことの証明になってくれればと思う。(笑)
僕が言葉を尽くしてお薦めしてしまうほど、本当にこれはいい映画なので、まだ見てないという人はぜひ。
死刑の是非を投げかける、なんてだけの浅薄な社会派映画じゃなく、こういうのこそが本当の人間の物語だと思うから。
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