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Sun.

パイレーツ・オブ・カリビアン

パイレーツ・オブ・カリビアンを見ました。
まあまあ、つまらなくはなかった。
でも、それ以上の感想は特になし。
何よりも、コメディ的な要素が過剰だと思う。
中でもそれが滑ってると感じるのが格闘アクションシーンで、そういうところにこだわるのは僕にしては珍しいのだけど、せっかくの迫力のある殺陣の中で片っぽがぽーんと天井の梁に放り上げられ、もう1人も続いて放り上げられて、今度は天井の梁の上で斬り合いが始まる、なんて描写は僕の美意識からいったらまったくの蛇足。

たぶん、「コメディ・アクション」ではない方が僕はよかった。
「ホラー・アドベンチャー・アクション」くらいのバランスの方が、霧に閉ざされたカリブ海で蠢く呪われた海賊たち、という作品のテーマが引き立ったんじゃないかな。
それじゃ普通じゃん、といいたくなる人もいるかもしれないけど、その「普通」が実はあまりないからこそ、ど真ん中直球の海賊ものアクションとしてこの作品は出てきたはずなわけで。
なんでもっと徹底しなかったのかと思う。
そういう雰囲気にしたとしたって、作品のムードメイカーであるビジュアル系海賊のキャラはあのままで大丈夫だし。
あと、ヒロインの女は、僕だったらあの女優は起用しない。(笑)
だいたい、イギリス人のお偉方の娘だけどじゃじゃ馬で、というふうには全然見えないんだよね。
あれじゃ、ただのヤンキー娘じゃん、ってふうに見えてしまう。
僕は演劇のたぐいには詳しくないからわからないけど、あれはキャスティングおよび、女優個人の役作りの問題なんじゃないだろうか。
演出とか脚本とか、監督がどうの、という以前の。
そんな気がした。

この作品の取り柄は、映像の美しさと、ビジュアル系船長のキャラと、卓抜なBGMおよび音響効果でしょう。
それを抜いたらもう、びっくりするほど何も残らない。(笑)
エンターテイメントにも格調というものがあると僕は思っているのだけど、この作品はそういう意味では残念ながら低いね。
上に挙げた3点で格調らしきものを繕ってはいるものの、コメディ寄りかホラー寄りかという重大な分岐点で間違った方を選択しちゃったように思えてならない。
ホラー寄りにしておけば、「恐怖」という人間の感情的な要素を扱う都合上、もう少し人の心の動きなんかも作り込まれたリアルなものになってただろうと思うし、そうなれば脚本自体も多少は違ったものになっていたはず。
見事な世界観だったのに、まったく惜しいことをしたものだと思う。
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